Home > D6866> Biobased Testing
Beta Analytic - World Leader in ASTM D6866  Beta Biobased Testing Web Site


ASTM D6866はアメリカ政府が認証したバイオマス製品のバイオベースド濃度を調べる方法です。

C14(放射性炭素)年代測定の原理に基づき、ASTM D6866は製品のタイプに関わらず、固体、液体、気体試料の再生可能炭素の濃度を決定することができます。

C14(放射性炭素)年代測定とは?

はじめにC14(放射性炭素)年代測定の原理を簡単に紹介いたします。厳密には例外がありますが、ここではそれは論じません。

炭素は、あらゆる生命の源となる物質です。

放射性炭素(C14または14C)は、あらゆる生命中に非常に微量に含まれています。そして放射性であるがゆえ、ゆっくりと減って行き最終的にはなくなります。 C14(放射性炭素)年代測定は生物が最後に生きていた時を決定します。

放射性炭素(C14または14C)は地球の大気圏の上層部で生まれます。 それは宇宙線の作用によってできた中性子が大気中で窒素に衝突することによってできます。 生まれた放射性炭素(C14または14C)はただちに減少していきます。 一方、微量ではありますが常に中性子の窒素への衝突によって生成され続けます。 できる量となくなる量が常にバランスを保っていて、大気中の放射性炭素(C14または14C)の量は常に一定の量を保っています。 放射性炭素(C14または14C)は酸化され、CO2として大気中に混合します。 地上では放射性炭素(C14または14C)を含んだCO2を植物が光合成によって取り込みます。 この過程は定常的に続き、世界中のどの場所でも、どの時代でも生きている植物中の放射性炭素(C14または14C)の濃度は一定値を保ちます。

動物は植物を食べます。また動物は動物を食べます。つまり食物連鎖によって放射性炭素(C14または14C)はありとあらゆる生命に取り込まれます。その結果、植物そして我々人間を含む動物は同じ量の放射性炭素(C14または14C)を持っているのです。

とこころが、植物や動物が死んでしまうと、もはや光合成や食物連鎖によって新たに放射性炭素(C14または14C)を取り込まなくなります。 その瞬間から、放射性炭素(C14または14C)は減っていく一方になります。 そして長い時間を経て最終的には放射性炭素(C14または14C)は無くなります。

放射性炭素(C14または14C)が減っていく割合は時間に比例します。 それは、5730年で最初にあった量の半分に減ることがわかっています。最初にあった量とは、生きている生物がもっている放射性炭素(C14または14C)の量のことで、その量は測ることができる既知の量です。 仮にその量を100とします。 ここである遺跡から出土した木があるとします。 その木の放射性炭素(C14または14C)の量を測定した結果、放射性炭素(C14または14C)の量が50であったとしたら、その木は枯れ死してから5730年経ったということがわかります。 なぜなら最初にあった量が半分になっているのですから。

これがC14(放射性炭素)年代測定の原理です。

生物が死んでから10万年も経つと、残っている放射性炭素(C14または14C)は測定不能なレベルまで減ってしまいます。 つまり残っている放射性炭素(C14または14C)はほとんど0です。 石油などの化石燃料は非常に古い時代にできたものですから、残っている放射性炭素(C14または14C)は確実に0です。 つまり石油化学製品の放射性炭素(C14または14C)濃度は0です。 一方原生の植物由来の製品の放射性炭素(C14または14C)の濃度は、生きている生物の濃度と等しいので100です。 つまりある製品の放射性炭素(C14または14C)濃度は、石油起源炭素と生物起源炭素の混合比を反映します。 この原理によって放射性炭素(C14または14C)濃度を測定することによって、バイオマス製品のバイオベースド濃度を決定することができるのです。


BIOBASED CONTENT (%) = バイオベースド濃度(%) とは? 

言葉の定義

BIOBASED MATERIAL バイオベースド・マテリアル

全部または一部がバイオマス起源の物質によって構成されている物質。バイオマス起源とは再生可能な有機物のことです。例えば、穀物残渣、木残渣、植物など。バイオエタノールは有名なバイオベースド・マテリアルの例。

BIOBASED PRODUCT バイオベースド製品

バイオベースド・マテリアルを含む製品。炭素を含む物質に適用されます。

NON-BIOBASED PRODUCT 否−バイオベースド製品

バイオベースド・マテリアルをまったく含まない製品。石油化学製品などのことです。炭素を含む物質に適用されます。バイオベースド・マテリアルをまったく含んでいなくても炭素を含んでいない製品(例えばガラス)はNON-BIOBASED PRODUCTには入りません。

BIOBASED CONTENT (%) バイオベースド濃度(%)

製品中の全有機炭素に対する、バイオベースド・マテリアル由来有機炭素の比(%)。バイオベースド製品の先端企業は、バイオベースド・マテリアルと石油化学起源物質の混合製品を多く開発しています。バイオベースド濃度が75%とは、製品中の75%の炭素がバイオベースド由来、25%の炭素が化石燃料起源であるということを意味しています。

ASTM D6866試験の目的は製品中のどれだけの割合の炭素がバイオベースド由来かを知ることです。



試料の送付

お客様の製品の機密に関わる情報の提供は一切必要ありません。

試料の包装

*固体 : ジップロックバッグ

*液体 : プラスティックまたはガラスバイアル

*気体 : ご連絡ください。 geoinfo@geolab.co.jp 

試料の量

*固体 : 10〜20 g

*不燃液体 : 30 ml

*可燃液体 : 1 〜 5 ml

*気体 : ご連絡ください。 geoinfo@geolab.co.jp

入手可能であれば提供していただきたい情報

*おおよその炭素含有量


*おおよその水分量

*MSDS


重要事項

1 試料に揮発成分が含まれている場合はお知らせください。

精確な結果を得るためには試料中のすべての炭素を分析する必要があります。 たとえば、バイオベースド成分が揮発性で、化石燃料起源成分がそうでない場合、揮発性成分を完全にリカバリーしないとバイオベースド濃度が少なくなってしまいます。
このような試料については特別な処理が必要とされますので事前にお知らせください。(例.揮発成分を含む消毒液)

2 試料に炭酸塩が含まれている場合はお知らせください。

ASTM D6866ではバイオベースド試験から炭酸塩の影響を除外するように定義しています。 炭酸塩を含む試料は特別な工程が必要ですのでお知らせください。 (参照  renewable with carbonate.pdf )

3 試料が不均質な場合はお知らせください。

意味のある結果を得るためには分析される炭素が試料全体を代表するものでなければいけません。 試料が不均質な場合は
お知らせください。

4 試料には0.07%以上の炭素が含まれている必要があります。

ASTM D6866の試料についてガイドラインが ASTM D7026によって検討されています。


5 気体試料送付の際は前もってお知らせください。


お申込み用紙のダウンロード(エクセル)


報告例(pdf)


納期

*試料が弊社に到着してから約10日間で結果をお知らせいたします。


機密保持

お客様の製品の機密に関わる情報の提供は一切必要ありません。

Beta Analytic Inc. と 株式会社地球科学研究所はフロリダ州法に基づく守秘義務契約を結んでいます。

Beta Analytic Inc. と 株式会社地球科学研究所は分析によって得た情報、試料に関する情報を
許可なく依頼者様以外に公開しません。 
依頼者様と株式会社地球科学研究所の間に守秘義務契約書を取り交わす必要がある場合はお知らせください。



Copyright 2005-2008 Chikyu Kagaku Kenkyusho Corp. All rights reserved.
geoinfo@geolab.co.jp